心理学者が伝授!「5歳までの子どもの脳を賢く育てる」ため、気をつけたい4つの行動

引用元:2016年11月24日 ウレぴあ総研

親として「賢い子どもに育てたい」「元気で思いやりのある子になってほしい」と願うものの、子育て中はいろんな悩みに直面します。時には「このままで本当にいいの?」なんて不安になることもあるのではないでしょうか。

米アリゾナ州立大学教育心理学臨床学準教授であり、非営利機関・子どもの脳の発達に新たな方向性を示す機関にて最先端の脳神経科学を育児に活用するための研究を行うジル・スタム氏。

ジル・スタム氏の著書『子供の脳は5歳までに準備しなさい』では、子どもの脳の成長を学び、賢く育てるための52の方法が紹介されています。

なぜ5歳までの時期が重要かということ、脳領域のうち、基本的な生命維持機能を制御する脳幹と、絆の形成と密接な関係がある辺緑系は、生後5年でほぼ完全にできあがるから。

きょうは本書から、ママが気をつけたい行動をピックアップします。ぜひ日々の子育てに活かしてみてくださいね。

1:突然のほったらかしに注意しよう
動画を見たり、アプリで遊んだり……。小さな子どもでもスマートフォンやタブレットといったスマートデバイスを使う時代。スマートフォンの操作に慣れている子どもも少なくありませんよね。

ジル・スタム氏自身は、子どもがスマートデバイスを使うことそのものは、脳に悪影響与えるとは考えていないそうです。むしろ心配なのは、大人のスマートデバイスがいつもそばにあること。それにより、「幼い子どもに有害なメッセージを送ることになる」と指摘します。

通知音が鳴れば、大人はスマートフォンの画面を見てしまうでしょう。メッセージの内容を確認して返信する何分間かは、ずっとスマートフォンにかかりきりになるわけです。こうして突然ほったらかしにされる子どもは、「僕より大事なんだ」と感じるようになる恐れがあるといいます。

食事中、本を読んでいる時、テレビを見ている時、子どもの日常の中には、いつも大人のスマートフォンがあります。注意がそれるのがたとえ短時間であっても、子どもはつながりを断たれたと感じてしまうのです。

習慣化しているスマートフォンの使用をやめることは難しいもの。常にスマートフォンの存在が気になってしまう人もいるでしょう。

だからこそ、きちんと向き合う時間は、子どもへの貴重な贈り物になるのです。幼少期はあっという間に過ぎてしまいます。子どものそばにいれる時間を無駄にしないようにしたいですね。

2:同じ本を何度も読んであげよう
同じ本を繰り返し読むことは、退屈だろうと思っていませんか?読み聞かせの時に「この本は前も見たから、別の本を見ようか」なんて、子どもに提案しているママもいるのではないでしょうか。

しかし学んだことを繰り返すことで、脳内の接続が強くなり、やがてそのスキルや知識が自動的に出てくるようになるそうです。つまり、同じ本を何度も読むことは、学習を強化するチャンスとなるわけです。

同じ本を読めば、もちろん子どもはそのストーリーを知っています。

しかし幼い子どもは、知らないこと、初めて見ることばかりなので、繰り返されたことで得られた確実な知識は貴重なのです。なじみのあることに注目することで、子どもの脳のエネルギーには余力が生まれ、すでに持っている情報をさらに広げることができるといいます。

中には、何度も読んだことで、物語を暗唱できるようになる子どももいます。何度聞いて、言葉を覚え、そのページの絵を手掛かりに思い出しているのです。これは記憶力の訓練にもなっています。子どもへの絵本の読み聞かせの時間は、大切にしていきたいですね。

3:頭の良さよりも努力を褒めよう
子どもを褒めるとき「とても頭がいい子ね~」「○○ちゃんは、本当に賢いわ」なんて言っていませんか?

いつも頭の良さを褒められる子どもは、新しいことに挑戦したがらなくなる傾向があるそうです。自分が賢いと思い続けると、その自己イメージを危険にさらす恐れがある時に拒否してしまうのです。

もしやってうまくいかなかった場合は、自分の責任としか考えられず、やり遂げるには、もっと時間や周りの助けが必要だったとは思わないとのこと。

そこで努力が成功に結びついたかどうかは関係なく、努力した子どもには肯定的な感想や褒め言葉をかけてみましょう。そうすることで、子どもはより学び、練習するようになるそうです。

さらに「もう一度やってみる」「他の子どもや大人にアドバイスや手助けを求める」「後でまた挑戦してみる」「自分にはまだ無理だと判断する」といったことができると、子どもにわからせることができるのです。

たとえば、「うまくいったね! すごく頑張ったね」「よく考えついたね。何か別のやり方でやってみたいことはある?」といった言葉をかけてみましょう。大好きなママから褒められるのは、きっと嬉しいはず。努力を褒めることで、学び続けたい意欲を育てていきたいですね。

4:家族の写真を一緒に見る時間を作ろう
みなさんは、写真を撮ったままにしていませんか?プリントしたとしても、一度見ただけで、押し入れで眠っているなんて方もいるのではないでしょうか。実は家族の写真を繰り返し見ることは、子どもに良い影響があるそうです。

「小さな子どもの脳は視覚的な刺激にとくに注意を払います」とジル・スタム氏。子どもは、まず見ることによって、たいていのことを学んでいくといいます。

なかでも鮮明な写真は、幼い子どもにとって注意を集中しやすいもの。両親や祖父母など、いつも自分の世話をしてくれる人の写真を見せることは、子どもが大切な人たちとつながっていることを感じるのに役立つのです。

家族や友達のアルバムを作って、子どもと一緒に見る頻度を増やしていきたいですね。

脳科学といえば難しいイメージがあるかもしれません。しかし『子供の脳は5歳までに準備しなさい』では、子どもの脳の構造や育ち方から、0~5歳までの子どもに必要な準備のできた脳を作る方法まで、わかりやすく解説されています。

しかも本書の情報は、アリゾナ州で保育や育児教育に関わる職員、保育士、家族など何千人もの人々とともに、15年以上をかけて検証されたもの。

子どものために何をすればよいのか、子育てに何が大切なのかを再確認するきっかけにもなる一冊。ぜひ手にとって、学んだことを育児に取り入れてみましょう。

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