風邪を引きにくい子の特徴とは?

引用元:2017年1月24日 mamatenna

冬は風邪や体調不良でダウンする子どもが多くなる時期。しかし、なかには体調を崩すことなく、いつも元気な子どももいます。風邪を引きにくい子どもは、どのような特徴があるのでしょうか。また、すぐ風邪を引かない丈夫な体に育てるためには、どうしたらいいでしょうか?

そこで、『小児科医は自分の子どもに薬を飲ませない (いらない薬、いらないワクチン教えます)』の著者である、小児科医の鳥海佳代子さんに話を聞きました。

●食事のバランスと規則正しい生活が必須
鳥海さんによると、幼少期の体調と生活リズムや食生活は密接に関わっていると言います。

「やはり野菜や果物を日常的に食べている子は風邪を引きにくいですし、回復も早いです。3食バランスよく食べて、きちんと寝て休息を取る、当たり前のことですが、生活リズムが大事だと思います。ただ、野菜が苦手な子もいると思いますので、食べられるものを中心にできる範囲で、食事のメニューを考えるといいと思います」(鳥海さん、以下同)

まずは、栄養と休息を万全にしたうえで、体力をしっかりつけることが大切なようです。ただ、いくら体力をつけても、人と接触する限りウイルスなどをもらい、体調を崩してしまうこともあります。

「保育園や幼稚園に通い始めたら、突然熱を出すようになったり、風邪を引くようになったりと、戸惑う親御さんも多いです。しかし、いくら体力と免疫力があっても集団で過ごすことで、病原体をもらう確率が高まるもの。そういうときは、『よし来たか!』と思って、どんと構えておいていただきたいと思います」

免疫力をつけるためにも、小学校に上がる前にひと通り病原体に遭遇していた方が良いと鳥海医師は話します。

「結局はどこかでメジャーなウイルスなどの病原体に遭遇するので、小学校に入るまでに一通り色んなウイルス、菌に遭遇しておいた方がいいでしょう。大切なのは、いかに上手に乗り切っていくかというところです。とくに保育園は、小さい時から入るとしょっちゅう熱を出します。多い時で週1回は必ず熱を出すとか、一番ひどいケースは通い始めたものの、月の半分が行けなかったというケースもあります。何のために保育園に入れたのか分からない状態ですよね」

とはいえ、年齢によっては注意も必要だと言います。

「0歳から1歳はまだ体力がないですし、言葉で症状を伝えることもできません。そういう意味では、人ごみや不特定多数の人がいるところに行き、インフルエンザやロタウイルスといった、強いウイルスをもらうことはやはり不安です。もしインフルエンザが流行っている期間は、出歩くことを控えるのも手です。大事なのは、集団生活がスタートする段階で、最初からバックアップ体制を整えておくこと。祖父母が近くにいる人は、あらかじめサポートをお願いしておくとか、病児保育について調べておくなど、準備をしておきましょう」

まとめると、まずは栄養バランスが取れた食事と、規則正しい生活でウイルスに強い身体づくりを心掛けること、そしてウイルスを過剰に防衛するだけではなく、少しずつ集団生活にふれさせることも大事になるようです。

(取材・文=末吉陽子/やじろべえ)

話題の幸福学でわかる! 将来子どもの「幸せ度」が高い習い事って?

引用元:2017年1月20日 たまひよ ONLINE

「今も、将来も、子どもには幸せでいてほしい!」これは、すべての親の願いです。では、幸せって具体的にどんなこと? 子どもの幸せのために、親は何ができるの? そんな幸福に関する素朴な疑問を慶応義塾大学で「幸福学」を研究されている、前野隆司教授にお伺いしてきました!

今、注目の「幸福学」幸せの4つの因子って?

私たちが感じる「幸福」には大きく分けて2種類あります。ひとつは、お金や社会的地位、家や車など、まわりの人と比べて満足を得られる「地位財」。一見、幸せそうに見えますが、その効力が長く続かないのが特徴です。

もうひとつは、健康な心と体、自由、愛情、よい環境など、まわりの人とは関係なく幸せを得られて、安心、安全に生活するために重要な「非地位財」。こちらの幸福は長続きします。

さらに、私の研究では1500人の日本人を調査して、その結果をもとに人が幸福になるための要素を4つに分類しました。幸福の定義はとても難しいのですが、この4つの要素を意識して行動することで、人は幸福に近づくことができると考えています。

幸福の4つの因子とは?
■第1因子
「やってみよう!」因子(自己実現と成長の因子)
夢や目標を持って、自ら成長すること。

■第2因子
「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)
人とのつながりに感謝して、他者を喜ばせること。

■第3因子
「なんとかなる!」因子(前向きと楽観の因子)
自己肯定感が高く、失敗しても楽観的でいること。

■第4因子
「あなたらしく!」因子(独立とマイペースの因子)
他人と比べず、自分らしくマイペースでいること。

「自分は幸せ!」と思える子に育てるためには?
冒頭でご紹介した、幸せの第3因子にもあるのですが「自分は幸せだ!」と思える子どもは、自己肯定感が高いことが多いのです。自己肯定感を育てるためには、まず、ママ、パパが子どものよいところも悪いところも全部ひっくるめて認めて、受け入れてあげること。子どもの短所にばかり目が行きがちですが、見方をちょっと変えれば、それはその子の長所でもあるのです。

引っ込み思案でおとなしい子は、物事に集中力を持って取り組むことができる、やさしい子、やんちゃで暴れんぼうな子は、自立心が旺盛で元気な子、というふうに、ポジティブな視点で子どもを見ることがとても大切です。

自己肯定感が高い子は、他人のことも認めて、受け入れることができるようになります。世の中にはいろんな人がいるけれど、どの人も素晴らしい! と思えることが、その子の幸せへとつながるでしょう。

子どもの幸福度を上げる習い事はあるの?
子どもの成長や、将来のことを考えて、習い事をさせているご家庭も多いでしょう。私が監修した研究で、25~34歳の社会人(未婚・子どもなし)2700人を対象に行った音楽に関する調査によると、「子どものころ音楽を習っていた人は、大人になって『自分は幸せだ』と感じる率が高い」という結果を得ました。

実は、音楽の演奏には、「幸せの4因子」がバランスよく含まれています。毎日の練習など、目標に向けて努力することは第1の「やってみよう!」因子、ほかの子の音を聴いて協調することで、人とつながる第2の「ありがとう!」因子、勝ち負けにこだわらず、個性や芸術性を大切にする第4の「あなたらしく!」因子など。実際、音楽や絵画などアートの分野で活躍する人は、幸福度も高いともいわれています。子どもの感性を磨く情操教育としても、音楽は素晴らしいものだと思います。
(取材・文 佐治 環)

子どもに脅し文句を使ってしまう…なぜダメ?

引用元:2017年1月19日 mamatenna

親が子どもに言う事をきかせようと、ときに「宿題しないと学校で恥ずかしい思いをするよ」や「飴ばかり食べていたら虫歯になるよ」と、怖さを感じさせることで、子どもの行動をコントロールしようとすることがあるかもしれません。

「たとえそれが正論だったとしても、子どもを脅して育てることは、あまり得策ではないかもしれません」と話すのは、横浜心理ケアセンター代表の椎名あつ子さん。そう語る理由について教えてもらいました。

●脅し文句の多用で子どもが精神の病に陥ることも
“脅す”という言葉は極端かもしれませんが、どんな些細なことでも恐怖心に基づいた行動は、思いもよらない心の病気につながる可能性も否定できないと言います。

「脅し文句を多用したり、支配的な育て方をした場合、子どもが萎縮してしまって自分からは何も言わなくなったり、挑戦する姿勢が失われたりと、マイナスの影響が出ます。また、『○○しないといけない』や『○○しなければ××になる』といった思い込みがひどくなると、強迫神経症という精神の病気に罹ってしまうことにつながってしまいます」(椎名さん、以下同)

強迫神経症は、たとえば手を洗うことがやめられなくなってしまうとか、電気を消したかどうか何度も確認しないと外出できないといった、生活に支障をきたすことにもなりかねない深刻な病気。もちろん全員が強迫神経症になるとは限らないようですが、親の接し方によってはリスクを高めてしまうことになるようです。

「強迫神経症に罹る人の多くは、親に押さえつけられて育ってきたと感じていることが本当に多いんです。なかには、大人になってからもルールがないと不安で自分で極端なルールを作って、自分自身を縛ってしまいます。自分にも厳しいんですが、人にも厳しく、また相手をも支配したくなってしまいます」

●親からの支配を別の相手に転化…いじめに発展することも
しかし、なかには親に何を言われても、まったく気に留めない子どももいます。なぜその差が生まれるのでしょうか?

「どんな小さな子どもでも言う事を聞かないときというのは、何かしらの理由があってのことです。にもかかわらず、親が恐怖心をあたえて、本心を押さえ込もうとすると、忍耐力とは違う我慢を強いられることになります。その積み重ねが大きければ大きいほど、リスクが高まると思います」

また、強迫神経症とは別に、成長過程に暗い影を落とす可能性も無視できないようです。

「親の一方的な考え方を押し付けられ続けると、論理的にしっかりと物事を考えたり、相手の発言が意図することを理解したりできる能力を育む機会を逸してしまうことになります。その場限りで納得したようなフリが上手になり、聞いているようで聞いていない態度を当たり前のように取ってしまう。これは子どもの頃はまだしも、大人になってもコミュニケーションのベースになってしまい、ひいては信頼に欠ける人物という印象を与えてしまうことになります」

さらには、親が見ていないところで悪さをしようとすることにもつながるようです。

「無自覚に恐怖心を与える物言いをしている親は、ちゃんとしつけをしているつもりになっていることがよく見受けられます。そのため、しっかりした意思を持った子に育つかと思いきや、親の見ていないところで悪さをする子も多い。たとえば、誰かをいじめるとか、いじめられたくなかったらお金を持って来いと脅迫するとか、もっと事が大きくなれば暴力を振るってしまいやすい。それは、表現の仕方が違うだけで親が自分を支配しているように、同じことを別の誰かにしているだけなのです」

子どものことを案じて発した言葉が、子どもにとっては支配されていると感じてしまうことも。改めて子どもへの発言を客観的に見直し、脅してしまっていないかどうか確認してみることも大切かもしれません。

(取材・文=末吉陽子/やじろべえ)

要注意! 「自立できない子」に育ててしまう、ママの“無意識な行動”&予防法

引用元:2017年1月6日 ウレぴあ総研

無意識ということですから、母親が意識的にそのような環境を作り上げているのではなく、生まれ育った環境や社会がそのような状態を作り出しています。

子育て真っ最中のお母さんと言えば、昭和40年代~平成10年代生まれの方がほとんどだと思いますが、昭和40年代でも既に衣食住については何不自由なく揃えられており、子育て環境は、ひと言で言えば「豊か」でした。

そんな時代に育ったお母さん世代の子育てに対する考え方と、家電などの普及により家事に時間がかからなくなった環境、そして情報過多となっている子育て情報など、さまざまな要因が重なり、無意識のうちに自立できない子どもを育てあげていると言われています。

このまま行けば、無意識のうちに自立できない人間が大量に育つことになり、国の行く末にも影響が出てくるのではないかとも不安視されています。

このような悪い連鎖は、いつか断ち切らなければ大変なことに。

今回は、田中喜美子著『母子密着と育児障害』を参考に、母親の無意識が子供の自立を阻害していると言われる、その無意識な行動についてお伝えしたいと思います。

母が育ってきた環境が、自立できない子どもを育てる
子育て真っ最中のお母さんが育った環境と言っても、全ての家庭に当てはまるとは限りませんが、豊かさゆえに「我慢を教えられず育った環境」「自立を促されずに育った環境」と言えると思います。

そのような環境の中で育ってきたことが、今の子育てに大きな影響を与えています。

子育てをしているお母さんが我慢を知らず、自立を促されずに大切に育てられれば、そのお母さんもまた同じような子育てをしてしまうのは自然の流れであり、当たり前のことなので、そこを否定するつもりはありません。

しかし、我慢知らずで自立の仕方を知らない、いわば自立していないお母さんが無意識に自立できない子どもを育ててしまうことは、社会にとって悪い連鎖となっています。

心では「自立できる子に育てなければ」と思いつつも、自分の育ってきた環境が当たり前という考えの中で育児をすることが、無意識のうちに子どもの自立を阻害している可能性があることを再認識して頂きたいと、田中喜美子さんは言います。

余る時間を全て子どもに費やすという事実
昔は掃除、洗濯、炊事など「家事」と呼ばれる仕事は、多くの女性が大量の時間を使ってこなしていた重労働でした。

しかし最近では、家電製品などの発達により、家事にかける時間が昔とは比べものにならないほど時間短縮されるようになりましたが、時間短縮され、余る時間を今のお母さんたちはどこに費やすのか。

それは、「子どもの生活すべて」です。

子どもを取り巻く衣食住すべてにつき、手回しよく面倒がみられ、危険がないよう配慮する。

その結果、子どもにとって母がいないとダメな環境を無意識に作り上げ、母も自身の存在意義をそこで保とうとします。

生活に不自由がなく便利が当たり前、そして失敗がないよう先回りした配慮環境が、子どもの自立を阻害しているということです。

情報過多の子育て情報にも問題が
近年の育児本や雑誌、インターネットなどの情報を見ていると、「叱らない子育て」や「褒めて伸ばす子育て」そして「母子密着子育て」が推奨されているように感じます。

確かに母子密着の生活の中で、叱らず褒めて成長する子どももいると思いますが、田中喜美子さんは、母に守られた環境の中、叱らず褒めまくる環境が、逆に我慢ができず、生きる力のない子どもを育ててしまうと言います。

「叱らない子育て」と言えば教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんが有名ですが、教育評論家があの柔らかい笑顔と口調で「お母さん、お子さんを叱らないでもっと褒めてあげてください」と言えば、勘違いもするでしょう。

その勘違いとは、本来叱らない子育てとは「頭ごなしに怒ったり、人格否定したりせず、叱る前にちゃんと子どもの考えや気持ちを聞き入れ、その上でダメだと思うことは言い聞かせる」ですが、人に迷惑を掛けたり、傷つけたり、危険なことをしても「叱らない」という勘違いです。

ダメなことをやっても叱られない環境の中で生活する子どもは、やりたい放題の我慢知らずが当たり前となり、協調性を持たず育ってしまうため、生きる力のない人間になってしまいます。

子どもの考えや気持ちに耳を傾けず、感情的に叱ってしまうことはいけませんが、やってはいけないことをちゃんと教えることは親の役目です。

子育て教育にとって、それは今も昔も変わりません。

情報過多の現代では、意識的に情報を得ようとしなくても、テレビや雑誌などから無意識のうちに情報が入ってくる環境です。

ですが、その情報を断片的にとらえ勘違いし、行動してしまっているかもしれないことを再認識すると良いですね。

まとめ
全ての家庭において当てはまるとは限りませんが、「母の育ってきた豊かな環境」「家事に時間を要しなくなり、余る時間を全て子どもに向けられるようになったこと」「日本の子育て教育の問題」の3つが、無意識のうちに子どもの自立を阻害していると田中喜美子さんは言います。

母の育ってきた環境や、今の家事環境を変えることはできませんが、今まで無意識だったところを少し意識することで、自立した子どもを育てる環境づくりに気が向けられるのではないでしょうか。

今後の日本において、自立できない人間が大量に育つという悪い連鎖が続くことのないよう、お子さんのため、国のためにも、今回の内容がお役に立てれば幸いです。