驚きの新説「頭の良さは母親からしか遺伝しない」は本当なのか

引用元:2016年10月26日 女性自身

《わが子終わった、ごめん》
《高学歴の男性と結婚しても意味ないじゃん》
《どうしよう……私、アホでマヌケで。旦那は頭いいのに……》

インターネット上に吐き出された母親たちの悲痛な声の数々……。彼女たちをパニックに陥れたのは、ネットで紹介された遺伝にまつわるこんな新説だった。

《知的能力は父親ではなく、母親から受け継がれる》

もともとはアメリカのニュースサイト「サイコロジースポット」に掲載されたジェニファー・デルガド氏が書いた記事だが、いまや世界各地で転載されているのだ。デルガド氏の記事は、次のような内容だった。

《……研究結果によると、父親の遺伝子を持つ細胞が蓄積されるのは、気分や本能をつかさどり、飢え、攻撃性や性的衝動を制御する大脳辺縁系。母親の遺伝子を持つ細胞が蓄積されるのは、記憶、思考、音声そして知覚といった認知機能をつかさどる大脳皮質……》

やや難しいが、子供の知的能力は母親から遺伝し、攻撃性や衝動といった本能は父親から遺伝することが判明した、ということのようだ。知性にまつわる遺伝子は、母親から子に受け継がれたときにのみ機能するのだという。そして記事には、その結論の根拠となる大学の研究などについても書かれていた。

“IQ(知能指数)の高さは、母親の能力次第で、父親は関係ない”、そんな衝撃学説に、いちはやく反応したのが母親たちだった。

はたしてこの学説について遺伝の専門家たちは、どう考えているのか?同志社大学生命医科学部医生命システム学科の石浦章一教授はこう話す。

「確かに特定の病気については、母親由来の遺伝で発病するものがあります。これは父親由来では発病しないんです。しかし、そういう病気以外で、知能に関して父親の遺伝子がオフになる(伝わらない)という説は、私は聞いたことがありません」

石浦教授によれば、人間は2万個くらいの遺伝子を持っていて、そのうちの半分の約1万個の遺伝子の組み合わせで頭脳の賢さが決まっているのだそうだ。ほかにも重要なのが子供の脳が形成される幼児期だという。

「子供の“頭のよさ”は、遺伝といった先天的な要素よりも、教育や環境などの後天的な要素が大きいと見られているのです。子供の脳の神経細胞がもっとも発達するのは1歳から2歳にかけてです。このときに脳神経が爆発的に発達し、その後、数年かけて余計なものを整理し、10歳くらいで神経細胞は必要な数まで下がり安定します。1~2歳のときの神経細胞を増やすことが重要なので、そのためには、この時期に十分な栄養をもらっている必要があります。さらにその後は、脳神経のつながりを形成するための知的な刺激を受けることが重要になります」

知能の発達には後天的な影響が大きく、乳幼児期に十分な栄養を与えられているかどうか、そしてそのころの親とのスキンシップやアイコンタクト、会話などが大切。5歳あたりから10歳くらいまでは多様な経験をさせること、本の読み聞かせや、虫取りなどの自然体験、博物館めぐりなどを通して親子でのコミュニケーションをとるようにするのがいいという。

「幼少期、子供は母親と時間を過ごすことが多く、そういった意味では、子供の知能への母親の影響力は大きいと思います。だからといってアメリカで報じられた学説のように“父親は関係ない”ということではないのです」

「親よりもネットから情報を得る時代」に、父が子どもにすべき“たった一つのこと”

引用元:2016年10月24日 ウレぴあ総研

日本の男性は、育児にどれほど参加しているのでしょうか。

「イクメン」という言葉が流行したと同時に、多くの男性が育児に関心を持つように。男性の育児休暇も取得できる会社も少しずつ増えてきているようです。

しかし、「なかなか育児が楽にならない」というのが、女性の本音ではないでしょうか。

ここで、育児などへの男性の参加について調べてみました。

参考にしたのは、育児時間を国際比較している内閣府の資料です。対象となっているのは「6歳未満の子どもを持つ夫の育児時間」について。

そこでの発表では、日本人男性の1日の育児時間は平均40分程度となっていました。これは諸外国と比べると、一体どの位置になるのでしょうか?

まだまだ低い、父親の 育児・家事時間
その結果は……、アメリカは65分、イギリスは60分、スウェーデンは67分、ノルウェーは73分。つまり、日本のそれは諸外国に比べて短いということがわかりました。

また、この育児時間に「家事関連時間帯」を含めると、日本人男性の貢献度は、欧米諸国の3分の1程度になってしまいます。

日本人男性が家庭にさく時間が短いことがわかりますね。

男性の育児参加は、女性の皆さんの育児ストレスを少なくする効果も考えられますが、実は子どもにとっても非常に大切なのです。

育児に積極的な父の子は「元気で賢い子」に育つことが判明!
というのも、国際機関のユニセフの調査によると、子育てに積極的な男性の元で育った子どもは、元気で賢くなるとのこと。

また、IQの高さもわかっており、就学後も学業成績が良いのです。

ユニセフではこれを「パパ・イニシアチブ」として提唱しており、男性の育児参加することの重要性を訴えています。

また、何よりも家族の仲がよくなり、家族全員が得られる幸せが増えますよね。

皆さんのご家庭はいかがでしょうか。

「ネット時代はパパ・イニシアチブの出番」とし、男性の役割として、「メディア・リテラシーを子どもに教える時代になった」と持論を展開するのが、ユーサイキア研究所代表で書籍『男親が賢く元気な子を育てる ―「パパ・イニシアチブ」子育て法』の著者・能登春男さんです。

父親が教えるべき「メディア・リテラシー」
育児を経験している方の多くが共感するかと思うのですが、公共の場にいる時や家事に専念しなければならない時、泣き叫ぶお子さんを静めるために、ケータイやタブレットは実に効果的です。

筆者も「これではダメだ」とわかっているのですが、子どもがじっとしてくれるので、つい手渡してしまうことがあります。

子どもの頃からこんな生活に慣れてしまっては、親子のコミュニケーションも減ってしまいますし、子どもにとってコミュニケーションが楽なケータイやタブレットに偏ってしまいます。

筆者の場合、2歳の子どもがスマホを手に持ち、「YouTube」をスクロールして使っている姿を見て驚いた記憶があります。

いまは、スマホから多くの情報が得られる時代となりましたが、これまでもラジオから始まり、テレビ、インターネットと、子どもたちが直接親から学ばなくても、知識や情報を得られる機会がありました。

アメリカのある思想家・バックミンスターフラー(1895年~1983年)の提唱に、「家庭で父親の権威がなくなったのは、ラジオの説明があったから」というものがあります。

これは、今の時代にも通じていて、子どもたちは父親に教わるよりも先に、インターネットで様々な情報を得るようになりました。

その昔は、子どもには想像できない父親による外の世界での体験や知識は、かけがえのない情報でした。

男の子はそれをならって大人になりましたし、女の子は生涯の伴侶選びに父親をモデルにしていたと能登さんはいいます。

しかし、今の時代はラジオ、テレビの登場が父親の権威を脅かしたように、インターネットが知識の元となりつつあるのです。

もはや、生きた年齢が多いからといって、より多くの情報を提供できるというわけではないのです。

そんな時代を生きる父親がすべきことは、どのようなことなのでしょう。同書にその解がありました。

父親がすべきは、育児・家事・モラル教育?
最近では、一日中、YouTubeを見て過ごしたり、ネトゲに依存したり、また、何かあればLINEで繫がることを優先する子どもたちが増えています。

最悪のケースでは、そこからいじめが始まったり、自殺するといったこともニュースになっています。

彼らはメディアに接する機会は増えましたが、それをうまく使いこなすモラルはありません。

そこで父親の出番なのです。

「メディアを使用する時間管理はもちろんのこと、お父さんがパソコンやタブレットを一緒に使って、テクノロジーの賢い使い方のお手本を身近で示しておきましょう。

子どもが幼いうちは、誰とどのようなやりとりをしているのか、親が知っておく必要もあります。

メディアの良所と短所を教え、社会のルールとメディア作法など、モラルを導くのはパパの役目です」
出典『男親が賢く元気な子を育てる ―「パパ・イニシアチブ」子育て法』能登 春男

もちろん、危険性を感じてスマホやゲームを一切禁止するご家庭もあるかと思います。

しかし、この情報社会のなか、これらを取り上げるだけでは解決するものではありません。正しい使い方、正しいメディアとの接し方を、早くから教えてあげる必要があるのです。

また、上記にあるように情報に触れる機会は増えたのですが、彼らはまだ子どもですので、守ってあげなければいけない、そんな存在でもあるのです。

男性の役割がかわりつつあるこの時代、父親として子どもにやってあげるべきは、情報を与えるのではなく、情報の使い方・接し方なのかもしれません。

皆さんの旦那さんは、これにお気づきでしょうか?

ママの「スマホ」がプチ虐待に!? 3歳までの“悪影響”を与えない方法

引用元:2016年10月3日 ウレぴあ総研

ママの「スマホ」がプチ虐待に!? 3歳までの“悪影響”を与えない方法
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ここ数年、幼稚園児、保育園児、小学校低学年の子どもたちに感情のコントロールができない子やキレやすい子が急激に増えている、という現象が起きています。

勉強しても台無しに!? 「スマホと学力低下の因果関係」が最新研究で明らかに

その大きな原因のひとつが、母親がスマホばかり見ながら子育てしていることなのだとか。

心理学・教育学の専門家で、『スマホ依存の親が子どもを壊す』(宝島社)の著者である諸富祥彦先生に、母親のスマホ依存が子どもに及ぼす危険な影響についてお話をお伺いしました。

とくに生後半年から3歳までが危険!母親のスマホべったりはプチ虐待と同じ
――今回の著書はとてもショッキングな内容でした。キレやすい子が増えているのは母親がスマホばかり見ているのが原因と気づかれたのは、いつ頃のことだったのですか?

諸富先生(以下、諸富):2年ほど前でしょうか。幼稚園や小学校、学童保育の先生方から、自分の感情をコントロールできない子が急激に増えてきているが、どうしたらいいかと相談を受けたんですね。

例えば、友達にからかわれた、先生に注意された、服に水がかかったという、ほんのささいなことをきっかけに、「イヤダ-! イヤダ-!」と、その場に倒れ込み、手足をジタバタさせて泣き叫び続ける。

小学校2年生になっても、まるで2~3歳児のようにかんしゃくがとまらない。ある小学校では、1年生のクラス30人中の10人中に、こうした傾向が見られたと聞きました。

では、なぜそうしたキレやすい子が増えてきたのか。

その理由を探るため、その子たちが置かれた生活環境を見てみたら、「お母さんがスマホばかりに気を取られ、子どもをほったらかしにしている」という共通点があることに気づいたんですよ。

――日本にスマホが普及したのが、ちょうど今、小学校低学年の子どもたちが生まれた頃ですね。

母親がスマホばかりを見ているとなぜキレやすい子になるのでしょうか?

諸富:それは、子どもを無視して放置することにつながるからです。

いくら子どもが泣いてお母さんを呼んでも、お母さんがスマホの画面ばかり見つめて自分のほうを向いてくれなかったら、子どもはどんな気持ちになるでしょうか?

これは、大人の関係に置き替えて考えてみるとよくわかります。

妻が「ねえ、ねえ」と一生懸命夫に話しかけているのに、夫はスマホの画面から目を離さず、自分のほうをまったく振り向いてくれない。

ご主人にこんなことをされたら、誰でも心が折れちゃいますよね。

スマホばかりに気を取られているお母さんは、それと同じことを我が子にしていることになるわけです。

いくら泣いても放置しっぱなし。しかも、それが毎日の習慣になっている。

それは、言い方を変えればネグレクトと同じプチ虐待です。

それでも、子どもはお母さんに振り向いてほしくて、30分でも1時間でも、大声で泣き続ける。とくに、言葉で意思の疎通をするのが難しい生後6カ月から3歳までの子どもが、そうなりやすい。

その結果、自分の欲求が通るまでいつまでも泣き叫び続けるという、感情のコントロールができない子に育ってしまうのです。

幼児期に心の安全基地を築けなかった子どもは大人になっても不幸な人生を歩む
――LINEの返信に集中したり、スマホのゲームアプリに夢中になったり。誰でも自然とやっていることが、プチ虐待につながってしまうのですね。

諸富:そう、そこがスマホ依存の怖いところです。

スマホに夢中になっているお母さんたちは、自分が子どもを無視していることに気づいていない。

当然、悪いことをしているとも感じていない。我が子をプチ虐待していることにまったく無自覚なんですよ。

さらにもうひとつ、スマホ依存しやすいお母さんというのは、内心「子育てが面倒くさい」と感じ、子育てにイライラしている人が多いんですね。

だから、現実逃避ではないけれど、ついついスマホの世界に逃げ込んでしまう。

こういうお母さんは子どもへの対応も気まぐれです。

自分がスマホに夢中になっているときは子どもを無視したり、「うるさい!」「泣かないで!」と大声で怒鳴りつけたりするのに、自分の機嫌がいいときは、子どもをあやしたり、一緒に遊んでやったりもする。

――子どもへの接し方が一定していない。

諸富:そう、そうすると子どもの心はますます不安定になっていきます。

あるときは優しいけれど、あるときは無視されたり怒鳴られたりする。その結果、「自分は、無条件にお母さんに愛されている」と実感できず、自分自身に自信が持てない子になってしまう。

大人になってもずっと幸せな人生を歩んでいくためには、「自分は愛されるに値する存在だ」と感じられる心の土台が絶対に欠かせません。心の安全基地と言ってもいいでしょう。

そして、この心の安全基地は、3歳までの間にいかにお母さんと安定した関係を築くかによって造られていくものなんですね。

スマホべったりで、気まぐれ育児をしているお母さんに育てられた子どもは、この心の安全基地がきちんと造られないまま大人になってしまう。

そのせいで、「どうせ自分は幸せになる価値などない人間だ」という思考回路が定着し、なぜか人生を「悪いほうに、悪いほうに」と運んでいき、「不幸になるように、なるように」と生きていく。

これは本当に恐ろしいことですよ。

――母親のスマホ依存が子どもの将来まで不幸にするなんて……。

諸富:そう、たかがスマホとあなどれない。

幼いころに、母親から無視されたり怒鳴られたり、あるいは気まぐれな接し方で育てられると、大人になったとき、その子も他人に対して同じような接し方しか出来なくなってしまいます。

その結果、親しい友達もできず、結婚もできず、職場の人間関係もうまくいかない。

わが子にそんな不幸な人生を歩ませないためにも、お母さんたちには、一刻も早くスマホべったりの生活をあらためてほしいのです。

LINEの返信は子どもから見えない場所で。使う時間を決めること。
――お話を聞けば聞くほど怖くなってきましたが、かといってスマホをまったく使わないわけにもいきません。

諸富:えぇ、スマホ自体が悪いわけではありませんから。要は、使い方に気をつければいいのです。

理想は、子どもが起きているときはスマホを見ないこと。

とはいえ、LINEやSNSの急ぎの返信もあるでしょうから、いまどきのお母さんたちにはかなり難しい。

そこで、おすすめしたいのが使う時間を決めること。たとえば、子どもと1時間遊んだら、大事な連絡がきていないどうか、5分間だけスマホをチェックするというようにルールを決める。

その際に大切なのは、「自分が無視されている」と子どもが感じないように、子どもから見えない場所でスマホを使うこと。家の中で、いちばんいい場所はトイレです。

子どもの機嫌がいいときに、「お母さん、ちょっとトイレに行ってくるね」と声をかけ、トイレの中でLINEの返信をする。そうすれば、子どもは自分の存在を「無視されている」とは感じません。

――子どもが寝ている間は、好きなだけ使ってもいいんですよね?

諸富:もちろんです。ただ、いくらゲームやネットサーフィンにはまっていても、子どもが起きてきたり、泣き声をたてたら、すぐにスマホをやめて、子どもに関心を向けること。

乳児の場合は、たとえ泣かなくても、何も言わずにじーっとお母さんを見つめていることがよくあります。そんなときも、いちはやく子どもの視線に気づいてそばに行ってあげることが大切です。

こうしたほんのわずかな心がけで、子どもの心は安定します。

ご自分のお子さんが、すでに3歳を過ぎてしまった方、小学生になってしまった方でも決して遅くない。

気づいたときから、スマホとのつきあい方をあらためるようにしていけば、それまで不安定だった子どもの心も徐々に落ち着いていくはずです。

 

日ごろ、あたりまえのように使っているスマホが、子どもの心にこんなにも悪影響を及ぼしていたなんて!

母親なら、可愛いわが子に幸せな人生を歩んでもらいたいと思うのはみんな同じ。スマホべったりの育児は“プチ虐待”につながると意識して、今日からスマホの使い方を、ぜひ見直したいものですね。

今回お話を伺った諸富祥彦先生の著書『スマホ依存の親が子どもを壊す』(宝島社)には、ママたちのスマホ依存を解消する具体的な方法の数々や、小学校高学年から高校生までの子どもたちをスマホ依存にさせない方法も解説されています。

スマホが手放せないママたちの良きルールブックとなる1冊です。

●諸富祥彦(もろとみ・よしひこ)

1963年、福岡県生まれ。明治大学文学部教授。教育学博士。臨床心理士、上級教育カウンセラーなどの資格も持つ。「すべての子どもはこの世に生まれてきた意味がある」というメッセージをベースに、20年以上、さまざまな子育ての悩みを抱える親に、解決法をアドバイスし続けている。『10歳までの子育てのルールブック』『男の子の育て方』『女の子の育て方』など。最新刊は『「プチ虐待」の心理』(青春新書)。

塾なしでハーバード現役合格…廣津留真理さんに聞く「世界に通用する一流の育て方」

小、中、高とすべて公立で塾なし。通算の学費50万円でハーバード大学に合格。一体どんなスーパーマザーなのかと思いきや、「世界に通用する一流の育て方 地方公立校から〈塾なしで〉ハーバードに現役合格」の著者である廣津留真理(ひろつるまり)さんは、大らかさとしなやかさで場の空気を和ませる。「親の戦略的なサポートがあったからこそ、子どもがハーバードに合格した」というサクセスストーリーを想像していたと話すと、「戦略なんて立てていたらハーバードには受かりません」と一笑する。

現在、ハーバード大学に在籍する日本人は稀少だ。合格できないのは、英語力不足に加え、戦略を立て過ぎていることにある、と廣津留さんは見る。

「答えが用意された、試験のための解法を学ぶ勉強の先に、ハーバードは存在しないのです。」

◆子どもは未来からやってくる

廣津留さんの子育て論はとてもユニークだ。

「子どもが生まれてきたとき、『この人は未来から来た』と思ったんです。未来から来ているから、現在の地球については何も知らない。せっかくだから、一つずつ紹介していこうと考えました。」

まず、この地球上にあるさまざまな記号を教えてあげようと、廣津留さんは娘のすみれさんが幼い頃から、漢字、英語、フランス語、音楽の譜面から数式や絵などに触れさせた。

「たくさんの記号が読めたら、今の世の中の秘密がわかるはずだから」

未来人から見れば、今の私たちはすでに古い人間だと廣津留さんは言う。「我が子をどうやって育てたらいいかわからないっていう悩みを言う親御さんが多いけれど、そりゃわからないですよ。だって未来人なんだから(笑)。未来人だから自分とは別人格。言い換えれば、我が子は生まれたときから自立しているということ。夫婦は互いに選んで一緒になりますが、子どもは親を選べません。だからこそ、一人の自立した個人として尊重することが大切だと思っています。子育ては『未来人へのおもてなし』だと思えばとても楽しい。未来人が何かの縁で我が家へやってきたのだから、家の中には季節の花を飾り、温泉に連れて行ったり、お雛様に桜餅、お月見に団子、お正月にお節料理などを一緒に楽しんだり、この世の中のことを一つずつ教えてあげました。」

◆ひろつる式英語学習メソッドとは

いくつかの記号の中でも、すみれさんは、母の得意な英語や母の趣味である音楽に自然と興味をもつようになった。この2つの記号が、後に彼女をハーバードへと導くことになる。

英語教員の資格をもち、現在も大分で英語教室を運営する廣津留さんの英語教授法は、生徒の年齢にかかわらず「中学英語を飛ばす」という、かなり大胆な方法だ。

「最初から難しいことをやらせた方がいい。たとえばバイオリンの著名なコンクールで優勝するような子は、20歳で弾く曲をすでに8歳位で弾けるようになっています。私のメソッドは、それを英語で置き換えた場合、最初から難しいことを20歳まで続けておけばレベルアップするはず、との考えに基づいています。ドレミ、ABCから細切れに進めても、20歳にはまったく違う結論になってしまうのです。」ゴールから逆算をする学習法だ。

中学校の検定教科書は、内容を抜粋すると薄っぺらなノート1冊程度の内容で、出来る子なら1週間、遅くとも数か月かければ終わってしまうと廣津留さんは指摘する。「そんな内容に3年間もかけるのはもったいない。学齢に合っておらず、明らかに語彙のレベルが低すぎます。」

ABCがわからない子どもにも、いきなり中学3年修了程度の本を読ませる。最初は読経のようだが、解答の日本語訳で大意を理解し、付属のCDを聞きながら音を真似ていると、子どもは2、3週間で読めるようになる。これを「英語が染みてくる」と廣津留さんは表現する。「すると自分が目指しているものが、appleとかbananaではないことがわかってくる。あとは単語力です。1週間に100個ほど、市販の単語帳で覚えてもらいます。早い子だと半年で中学3年分の単語が終わってしまいます。最初から難しいことをやるとお得なのです。」

この方法で、すみれさんは4歳で英検3級(中卒レベル)に合格した。今も彼女の英語教室では、小学生が知識ゼロから3級、2級と合格し、大学入試レベルの問題を読んでいるそうだ。

「世間では『英語がペラペラになる』という表現がよく使われますが、口語と読解では、語彙も内容も全然違います。日常会話に必要な語彙をいたずらに増やすより、新聞、ネットの記事や学術論文、大学入試の問題が読めた方がお得です。とことん読んで、語彙を増やし(=インプット)、その中から適切な言葉を選ぶことがアウトプット=『話す』ということ。さぁ英語を話しましょうと言われても、中身がなければ意味がありません。」

 

◆ハーバード生共通の3原則

すみれさんの転機は、高校時代、イタリアの音楽コンクールで優勝し、そこで得た奨学金で全米バイオリン演奏ツアーに参加したことだ。ツアーの最後には、ニューヨークのカーネギー・ホールで演奏し、大喝采を浴びた。ツアー後、母の友人の勧めでハーバード大学を訪れ、参加した学内ツアーを案内してくれた学生とおおいに会話が盛り上がったそうだ。

ハーバード大に行きたいと言い出したのは高2の冬。そこから約1年弱、すみれさんは受験勉強から出願手続きまで、すべて自分でやり遂げたという。TOEFLとSATは問題集をネットで購入、最終面接では海の向こうの面接官とスカイプで楽しそうに話していた、とのこと。親はただ見守っただけ。生まれたときから自立している未来人とはいえ、ここまで自立できた子に育つには、一体どんな秘策があったのか。

それは、ハーバード生に共通する3原則が、廣津留家にもあったからだという。「以前、ハーバード生に『今の自分がいるのは何のおかげだと思うか』というアンケートを取りました。1位は、親が早くから文字を教えてくれたこと。2位は、家族がさまざまな話題について議論する家庭であったこと。3位は、色々な場所に連れて行ってくれたこと、でした。つまり、文化資本が高い家庭であったということです。」

廣津留家は、日本語、英語問わず、議論好きだ。議論を通じ、自然と語彙力も高まる。「語学は物事の表層部分、つまり記号は手段にすぎません。我が家では、本質であるコアの部分を鍛えたことが大きかったのではないでしょうか。2020年からの日本の入試制度改革では、アクティブラーニング(AL)が重視されようとしていますが、多くのハーバード生が育ったこのような家庭環境が、ALに必要な探究心と主体的な問題解決能力を養うのだと思います。」

 

◆“共有”の場…Summer in Japanの活動とは

廣津留さんは、既存の価値観に疑問をもつこと、そして自分の考えを相手と共有することの重要性を繰り返し子どもに伝えてきたという。だが今の日本では、“共有”することが難しいと嘆く。「子どもたちは、試験のための知識を自分の中に溜め込むばかりで、その知識やアイデアを社会で共有して、それがどう社会に役立つかを考えたり、発揮したりする場がないのはとても残念です。」

だから、伝える力、プレゼン力が育たない。グローバル時代を生き抜くためには、プレゼン力、つまり結論を先に述べて理由を後付けにするという逆三角形の思考法を学ぶ場が必要だと訴える。

AI(人工知能)の進歩は目覚ましい。つまり、これからの世界で真に求められる力は、何を知っているかではないのだ。廣津留さんは日本の子どもたちにも「共有できる場」を作ろうと、2012年の夏からSummer in Japanという活動を始めた。夏休みに地元・大分へハーバード生を無償で招待し、日本の子どもたちに7日間、英語を教えてもらう。英検3級以上なら7歳から参加可能で、子どもたちが英語を道具として自己発信力を高めるのが狙いだ。ハーバード生が7歳児に科学論文やプレゼンテーションの方法を教えるワークショップは世界的にも珍しく、日本各地のみならず、海外からの参加者も多い。2014年度には経済産業省主催の「第5回キャリア教育アワード」奨励賞を受賞している。

この試みには、廣津留さんのもう一つの思いがある。

「家庭環境が子どもの将来を決めてしまうようなことがあれば、その社会は幸福ではありません。日本の地方に育ち、家庭の文化資本が高くなくても、高額な海外留学ができなくても、ここに来ればハーバード生に出会え、新しい学びがあり、その子の人生が大きく変わるかもしれない。そんな子が1人、2人と増えていくお手伝いができればいいなと思っています。」

◆親はすでに時代遅れ

娘のすみれさんは今年の9月、音楽の世界的名門校であるジュリアード音楽院(ニューヨーク)の修士課程に進学した。その後については、得意の音楽と英語を活かした仕事に就きたいと思いつつ、まだ明確には決めていないそうだ。

「ハーバードの学生は、卒業後はとりあえずあてもなく旅に出るとか、音楽や芝居、映画製作などやりたかったことをやるという感じで、生き方に余裕があります。一方で日本は、今もなお、就職を最終ゴールと捉え、親の成功体験に子どもが縛られている感じがしますね。特に昨今は、子どもが歩いている先に次々と橋を作っていくような保守的な子育てが増えている気がします。」

未来人から見れば今の親はもはや時代遅れなのに、親が子どもの足かせになっている、と。「私の教育のモットーは、”The best way to predict the future is to invent it.”※です。」

※アラン・ケイ(コンピューターサイエンティスト)の言葉「未来を予測する最善の方法は、未来を発明することである」

未来を発明するのだ、と明るく微笑む廣津留さんがとても軽やかなのは、彼女には未来しか見えていないから。 《リセマム 加藤紀子》

子どものころに何か楽器を習ってた? 頭がいいのはそのおかげかも

引用元:2016年9月19日 マイナビ学生の窓口

 

カナダで行われた研究により、幼少期に楽器を練習すると頭がよくなるということが明らかになりました。鍵は14才までに始めること!また、10年以上続けるとさらに効果がアップするようです。

このたびロットマン研究所が主導した研究で、小さい頃に音楽を習った経験のある人は、そうでない人よりも20%も早く話し声を認識できることがわかりました。研究を主導したギャビン・バイデルマン氏は、音楽活動は認識能力のトレーニングに適しており、小さい頃だけでなく大人になってからも脳に柔軟さを与えると語っています。

この研究では、55才から75才の健康な人20人にヘッドフォンを装着して様々な音を聞いてもらい、脳波を調べる実験を行いました。その結果、音楽をやっている人は、そうでない人よりも2倍から3倍も反応がいいことがわかったのです。

つまり、楽器の練習は子どもの発達する脳にいいだけでなく、年をとってから認識能力が落ちてきたときにも役に立つかもしれないということになります。また、学校やリハビリ施設などで音楽を教えることの重要性も指摘されています。

子どもによって好き嫌いはあるかもしれませんが、お年寄りになっても効果があるとなると、何かひとつくらい楽器を習わせてあげたいものですね。

参考:Music lessons DO pay off: Training to play an instrument as a child can boost your brainpower by 20% in later life, researchers find

ジャズダンスレッスン@佐世保 生徒さん募集中

MICHIKO KUBO JAZZ DANCE LESSON

佐世保のジャズダンス教室で生徒さんを募集されています。

年齢は幼児から年配の方まで、レベルも初心者から上級者まで、生徒さんに合わせ先生がアレンジしてくれますので、どなたでも楽しく参加できます。

元はぺアーレの人気講座として開かれていた歴史あるジャズダンスレッスンです。

ぜひお気軽に見学にいらしてください。

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曜日:毎週月曜日 19:00~20:30 (※祝日除く)

月謝:レッスン回数×1500円

スタジオ使用料:2000円前後/月 (生徒さんの人数によって増減)

入会金:6,000円 (※まったく来れない月は月謝の半額で会員を維持できます。)

スタジオ:Dazzle Puzzle(ダズルパズル)2階スタジオ

住所:佐世保市三浦町4-33 TEL:0956-23-3069

講師:久保理子先生(長崎市在住)

レベル:オールレベル

対象:幼児~年配の方まで

見学:随時可 (※飛び込みOK。プロの方はご遠慮ください)

お問い合わせ:tsumura777@gmail.com (森川宛て ※「@」を半角にしてください。)

Michiko Kubo Jazz dance class @Sasebo

子どもに悪影響がある子の特徴とは?

引用元:2016年9月14日 mamatenna

「あの子と遊んでほしくない」―― 子どもが友達と一緒にいるところを見て、そう感じたことがあるママは少なくないかもしれません。しかし、いくら幼い子どもとはいえ、あくまでも“意思を持った人間”。親が友達との付き合いにまで介入することは躊躇してしまうものです。

とはいえ、実際のところ我が子にネガティブな影響を与える子どももいるはず……。そんなモヤモヤした不安を抱えるママたちに向けて、子どもの心理に詳しい横浜心理ケアセンターの椎名あつ子先生にアドバイスを貰いました。

●「あの子は悪影響」のレッテル張りは我が子にマイナス?

椎名先生によると、どんなことを悪影響とみるか、まずは心得ておくべきとのこと。

「間違いなく“悪影響を与える子”だと言い切れるのは、自分の子どもをいじめている子です。その子によって、我が子が精神的に追い詰められて、お腹が痛くなるとか、吐き気がするというのは、子どもにとってかなりのダメージになります。暴力であれば明確ですが、たとえば一緒に帰ろうと言っていたのに、仲間外れにして別の子と帰るであるとか、無視をするという精神的にジワジワとくるやり方をするケースはやっかいです。担任や学年主任に相談するなど、まずは親が行動に移して、何が何でも守るということも必要です」(椎名先生、以下同)

しかし、それ以外のケースで「絶対的に悪影響だ」と決めつけるのは、子どものためにならないと椎名先生は指摘します。

「ママ自身が子どもの健全な成長を望むあまり、“悪影響を与える子ども”に神経質になりすぎるというケースも考えられます。たとえば、挨拶をしないとか、行儀がなってないとか、相手の子どもの態度を気にし過ぎて、自分の子どもにもその子の悪口を言ってしまう。そうすると、子どもは“良くないこと”をどうにかしなくてはいけないと思い、家の中のルールを学校や友人関係にも押し付けようとしてしまいます」

こうしたことが、逆に我が子が集団から排除されるきっかけにもなりかねないといいます。

「たとえば、目上の人には敬意を持って接しなさい、と家庭で厳しく育てられているとします。しかし、クラスメイトは担任の先生をあだ名で呼んでいる。お母さんにそれを言うと『そんなのダメよ。何を考えているのかしら』という反応をされたとします。すると、子どももクラスメイトに不快感を抱くようになり、注意することもあるかもしれません。その子にとっては正しいことをしたつもりでも、『なによあの子』と目の敵にされて、集団からハブかれることになるかもしれません」

そうならないためにも、親は過剰に反応するのではなく、「相手は相手、でもあなたは気をつけようね」くらいにとどめておき、家の中と学校は別だということを、子どもにも理解させることが重要なんだとか。

●友達の言いなりになる子は家庭内に問題アリ!?

また、親にとっては付き合ってほしくない子どもだとしても、我が子にとっては積極的に関わり合いたいと思っている相手かもしれません。

さらに、もし特定の友達に対して“いつも物を買ってあげる”“常に言いなりになっている”という場合、親はその友達の横暴さに腹立たしくなるものですが、まずは自分の家庭を見つめなおすことが大事だと椎名先生は指摘します。

「相手の子の性格を変えるのは難しいですが、一番大事なのは、嫌なことをされたときに子どもが“やめて”という意思表示をはっきりできるかどうかです。それができずに言いなりになっている場合は、家庭内に問題があるのかもしれません。たとえば、お父さん・お母さんが過度に厳しかったり、監視に近いくらいの過干渉だったりすると、友達との関係においても言いなりになってしまう可能性が高くなります」

子どもに限らず、家庭内での人間関係を友人関係に転じてしまうことはよくあること。なんでもかんでも相手の言う事を聞きすぎている場合は、家族の顔色を見て過ごしていたり、あるいはお母さんがお父さんの言いなりになっていたりするなど、何かしら家庭内に“いびつな関係”が生じている可能性があるようです。

いじめや暴力など、子どもを傷つける子は別として、ちょっと気になる言動や行動をする子のすべてを“悪影響”だと決めつけるのは考えもの。肝心なのはまず我が子の意思や気持ちを慮り、自分の家庭にも行き過ぎたところがないか客観的な目を持つことが大事なのかもしれません。

(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)

気をつけて!子どもの話を聞くときのNGワード

引用元:2016年9月13日 camily

子どもの話をちゃんと聞くことは大事、とわかっていても、ちゃんと聞くってなかなか難しいものです。そこで、子どもの話を聞くときに、言わないように気をつけたい「NGワード」をお伝えしましょう。

NGワード1 言い直す、言い直させる言葉

例「そうじゃない◎◎でしょ」

親としては正しい言葉をしっかり指導しなくちゃ、というつもりですが、言われる子どもはうんざりしてしてしまいます。

子どもが言葉を言い間違えるのは、音の順番を覚えるのに慣れていないのと、唇や舌などの動きがまだ不器用だから、たいていはいつの間にかきちんとしゃべれるようになっています。ひとりひとり言い間違いのクセは違うので、思い出のために記録しておくことをおすすめします。「冷蔵庫」を「べーどーこ」、「蚊が刺した」を「かががさした」など、幼いうちの言い間違いは、後になってから振り返ると本当にかわいらしい、宝ものです。

NGワード2 要約する言葉

例「つまり◎◎なんでしょう?」

話している途中で「それは要するにこういうことなんでしょう?」とまとめられてしまうと、その要約が当たっていても外れていても、子どもは「自分で話さなくてもいいか」と思ってしまいます。

自分の頭で考えをまとめ言葉を探す訓練をしなければ、話す力は付きません。話す力を育てるには、じっくり聞くことが必要なのです。でもただ聞くって苦痛ですよね。
子どもの話はまとまりがないし、あっちこっちに飛ぶし。聞いてもよくわからないときは、表情や仕草を見て、目で話している子どもを観察することをおすすめします。話の内容は正確伝わらなくても、感情が伝われば充分なこともあるのです。

NGワード3 先回りする言葉

例「ああ、お水が欲しいのね」

のどが渇いたとき指さすだけで水が出てきたり、「あれがほしい」の「あれ」だけでおもちゃが手元に運ばれたり、といった状況が続くと、子どもは言葉の必要性を感じることができません。

優しく面倒を見ているつもりで、親が先回りして子どもの願いを叶えたり、思いを言語化してしまうと、子どもは自分で言葉を考える習慣がつきません。

たとえば、コップを指さしたり、「水」と子どもが言ったとき、子どもの要求がわかっていてもすぐに「はいお水」と出してあげるのではなく「水がどうしたの?」と聞いてあげましょう。言葉のやりとりにひと手間かけることで、やがて「水が飲みたい」「お水ください」と自分の要求を言葉にできるようになります。

NGワード4 無視する言葉

例「ちょっと何言ってるかわからない」「もうしゃべらなくていいわ」「黙ってて」

子どもが話しかけているときに、聞こうとせずに例のような無視する言葉で聞くことを拒否していると、子どもは自分でしゃべるのをやめてしまいます。

さらに自分の話を聞いてもらえないと「自分の話は価値がないんだ」と感じます。それが何度も重なると自己肯定感の低さにつながってしまいかねません。

子どもと会話するとき私たちは無意識に言葉を使ってしまいがちですが、子どもは常に周囲から言葉を学習しています。

ママ・パパはときどきでいいので、自分が子どもに発している言葉を振り返ってみましょう。

「うちの子がお友達に同じ言葉を言ったらイヤな感じだな」という言葉は、できるだけ使わないようにするというのが目安です。

(文・曽田 照子)

子供を東大に入れた親は「愚痴らない・怒らない」

引用元:2016年9月10日 プレジデントオンライン

■東大生は親の「何を見て」育ったのか?

「(親が)愚痴を言わない」
「(親は)怒らない」
……これが、東大生が東大生になった最大の理由だったのか。

発売されたばかりの『プレジデントFamily 2016秋』(プレジデント社)の大特集は、「発見! 伸びる子の共通点 東大生174人の小学生時代」だ。現役東大生(大学院生含む)が育った家庭で「これだけは大事にしていた」というルールや習慣を、親子の写真付き(自宅内外)で紹介するコーナーは、どこか覗き見感覚で読むことができて楽しい。

裕福な家庭もあれば、庶民的な家庭もある。東大卒の父もいれば、専門学校卒の父もいる。お嬢さん育ちの母もいれば、星一徹モードの高卒の母もいる。子供の育ちや家庭環境はそれぞれであり、親の考え方もばらばらだ。

「これが、子供を東大生に育てる最良の方法だ」

と、結論付けられるような「法則」を誌面から見つけ出すことは残念ながらできない。しかし、思わず読み込んでしまうのは、174人の現役東大生から聞き取り調査したアンケートの内容だ。その”行間”からは、見習うべき賢い子育てのヒントがにじみ出てくる。

質問は、例えば……。
Q:小学生時代に何かに打ち込んだか?
Q:どんなことに打ち込んだか?

「楽器を吹きすぎて唇から出血」「学校の図書館の本を全部読破」「レゴブロックに100万円以上」……といったエピソード付き打ち込み体験の回答のハンパなさには圧倒されてしまうし、同時にちょっと笑ってしまう。のめり込み方がちょっと“異常”なのだ。そして、それを下支えする親の言動も面白い。

そうした質問への回答などを含めたアンケート結果の分析レポートは、どうか同誌を手にとってお読みいただきたいが、ここでは特集ページ数の関係で掲載が見送られた質問項目に注目してみたい。

■東大生の親の働き方は「ちょっと違う」

それは、「親の尊敬しているところを教えてください(父親編)」という質問だ。

つまり、東大生たちは父親のどこを見てきた(いる)のか、ということ。父に何を感謝するか? という他の問いには、「(運動も遊びも勉強も)自分の好きなようにやらせてくれた」という東大生の意見が大半を占めたが、では、そんな父のどこをリスペクトしているのか?

まず、目立った回答は「家族の誰よりも早く仕事に行き、誰よりも遅く帰ってくる」(理I・青森県立八戸高校卒)といった「毎日懸命に働いている」ことへの尊敬の念だった。

約20年間育ててもらった立場としてはやや平凡な回答と言える。ただ、そのアンケートへのコメントの書き込みをじっくり読むと、父の“働き方”が一般の親とひと味違うのではないかと思わせる内容が散見された。

「仕事がとても大変なのに、それを家庭では(子供の前では)決して見せないこと」(文I・広島大学附属福山高校卒)
「弱音を吐かない点」(理科II・兵庫県立長田高校卒)

東大生の子の父親は、あまり「愚痴を言わない」らしいのだ。愚痴をこぼさず、我慢強く働き、家族に献身する。そんな頼もしい存在なのだろうか。

加えて、家庭内での父親の冷静沈着さにも子供は注目していた。

「めったに怒らない」(文III・1年・麻布高校卒)
「どんな辛い時でも家族に対する態度が変わらない」(薬学部・愛知県立安城東高校卒)
「動じない心」(農学部・開成高校卒)
「常に穏やかで器量が大きい人」(文III・聖光学院高校卒)
「論理的で全く感情的にならないところ」(文I・広島市立基町高校卒)

人間、働いていれば、ぐったり疲れることもあるし、何かしらトラブルに巻き込まれることもあるだろう。自宅ではつい「本音」を吐露するシーンがあってもおかしくないが、それをしない。そんな器の大きさを持っていることが子供を東大生にしら父親たちの共通点なのかもしれない。

■子供を東大に入れた親の特技は「待つ」こと

同誌の特集内には、『田舎のキャバクラ店長が息子を東大に入れた。』の著者で「店長」の碇策行さんと、「息子」である東大4年生の誠悟さんの親子座談会記事も掲載されている。

「(東大生に共通している)自主性を育てるために何をすればいいのか?」という編集部からの質問に対して、策行さんはこう発言している。

「とにかく『待つ』こと。子供は何にしても、時間がかかる。食事するのも、何かを考えるのも。(略)大人は子供を待てないからせかしちゃうんだよな。早く早くと言われると、子供はせっかく何か考えていたのに、どうでもよくなって、行動が雑になる。それで親は怒る、って悪循環になるんだよね」

辛抱することはストレスになる。それは東大生の子の親も同じだろう。だが、どんなに仕事などで心のゆとりを失いそうになっても、「対子供」への寛容な精神だけはなくなさいように心がけている、ということなのだろう。

父親の尊敬できない点では、「説教くさい」「天の邪鬼」「真面目すぎる」「過度な母校愛」といった声が東大生から出たが、「辛抱強く見守り、怒らずに待つ」を貫く父親を子供は見習い、きっと受け継いでいくに違いない。

ちなみに、母親も、父親と同じように我慢強さを子供から尊敬されていることが、アンケートの結果からわかっている。

「きつい時にも弱音を吐かない」「仕事をしながら、文句を言わず家事をしている」「知らないところで仕事(家事)をこなす」……と、やはり家族に愚痴をこぼしたり弱音を吐いたりしない傾向が見て取れるのだ。

「たいていのことは笑って許してくれた」(理I・新潟高校卒)というコメントからも、父親と負けない器の大きさを感じさせる。

東大生たちの親は手取り足取り、子供に勉強を教え込むわけではない。どちらかといえば、放任主義だ。父親にしろ母親にしろ「どんと構えている」感があり、子供もそれを好ましく思い、「任されていること」に意気を感じ、自学自習する傾向が強い。

■東大生の親の6割は「大人になっても勉強」

最後に一点。今号の『プレジデントFamily 2016秋』の特集内でも触れられているが、東大生のほとんどが小学生時代に熱中体験をしていることの背景のひとつに、「親の勤勉さ」があることを付け加えたい。

東大生たちの父母の実に6割が大人になっても勉強していた(いる)というのだ。

親が仕事を終えて帰宅して、語学・資格取得の勉強や専門書の読書などをする姿を見ることで、子供は「勉強するのは当たり前」と感じる。親自身が勤勉さ、探究心、向学心……を失わない。そのことが、多くの東大生が親に「勉強しなさい」と言われたことがない(けれど、自分で机に向かった)、というアンケート結果にもつながっている。

こうしてみると、子供を東大に入れる親は、我慢強いだけでなく、「マメ」であることもわかるのだ。

(大塚常好=文)

うちの子は大丈夫?「情緒不安定な子ども」の親がしているNG行動3つ

引用元:2016年9月3日 WooRis(ウーリス)

すぐカッとなったり、落ち込んだり、感情の起伏の激しい子どもは、時として他人に危害を与えたり、気持ちの処理の仕方がわからずにストレスを抱えて自暴自棄になってしまうことがあります。

どうすれば、安定した心を持つ子どもに育てることができるのでしょうか? それは計算や英語ができることよりも、実はずっと大切かもしれません。そして、子どもの心を育てるのは学校や先生ではなく”親”なのです。

逆に考えると、親の接し方次第で情緒不安定な子どもに育ってしまうかもしれません。

そこで今回は、『WooRis』の過去記事と海外情報サイト『the Asianparent』を参考に、“情緒不安定な子どもの親がしているNG行動”3つをご紹介します。

 

■1:子どもの気持ちを代弁しない

子どもはまだ自分が抱えている気持ちをうまく伝えることができません。

ですから、親が気持ちを代弁し、その気持ちを言葉で表現してあげることが大事になります。

学校から帰ってきたら子どもが機嫌が悪い、元気がない……。そんな時はそれとなく話を聞いて、どんな感情が胸の中で渦巻いているのかをよく観察してみましょう。そして、怖かったね、悲しかったね、辛かったね、などと共感してあげてください。

子どもは、感情を外に出す事でストレスが軽減され、「そうか、この気持ちはそういうことだったんだ」と気づき、次に同じことがあった時はもっと上手に自分で気持ちをコントロールできるようになるはずです。

 

■2:子どもが夢中になれるものを知らない

子どもは誰でもこれという夢中になれるものを持っていて、それを通じて社会性や感情のコントロール、対人関係などを学んでいきます。

例えばサッカーが好きな子は、試合に負ければ悔しい思いをしますが、そこから這い上がる術をサッカーから学び、チームメートとうまくやっていくために相手を尊重したり我慢したりすることを覚えます。

親は子どもをよく観察して、自然に感情のコントロールを学べるよう、その子が夢中になれるものをきちんと与えてあげましょう。

 

■3:失敗の素晴らしさを教えない

気持ちのコントロールがうまくできる子というのは、”失敗は成功のもと”ということをよくわかっています。逆に、そうでない子は失敗のたびに情緒不安定になって、ある種のパニックに陥ります。

ぜひ、子どもが失敗してしまった時こそ子どもを褒め、”失敗は素晴らしく、失敗からたくさんのことが学べる”ということを教えてあげましょう。

そうすれば、打たれ強い心を持ち精神的に安定した子どもになってくれるでしょう。

 

以上、“情緒不安定な子どもの親がしているNG行動”3つをご紹介しましたがいかがでしたか?

人生は楽しいことだけでなく、つらいことや悲しいこと、怒りを覚えることなど、さまざまな試練が待ち構えています。どんな時でも強く安定した心を持ち続けられるように親としてできる限りのサポートをしてあげたいですね。

(ライター 吉田和充)